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夏期講習でバタバタしていたのを理由にブログの更新を止めていたことを反省しております。


あっという間に今年の夏期講習も最終日を迎えましたが、来週は振替週としてまだ授業が続くため、正直なところ「終わった」という実感はまだありません。

今年は、去年までの20日間の集団授業のスタイルを見直し、中学3年生それぞれの学力差を考慮して個別授業に切り替えました。同じ入試形式の演習問題で去年の3年生と得点の伸び方を比べてみると、今年の方が明らかに上昇率が高く、この判断は間違っていなかったと感じています。


一方で、夏期講習の中でほぼ同じ時間だけ学習していたはずの生徒たちの間にも、成長のスピードに大きな差が生まれました。伸び悩んだ生徒たちを見比べていくと、いくつか共通する弱点が見えてきましたので、今回はそれをまとめておきたいと思います。


①漢字力の差


伸び悩んだ生徒に共通していたのは、漢字が弱いという点でした。国語の過去問から漢字の問題を解かせたところ、この傾向がはっきりと表れました。


愛知県の公立高校入試は、令和5年度から解答形式がすべてマークシートに変わり、それに合わせて多くの学校の定期テストもマークシート形式を取り入れるようになりました。その結果、中学生の勉強スタイルも「書いて覚える」から「読んで覚える」へと少しずつ移り変わっています(本音を言えば、「どうせマークだから書かずに済ませたい」という生徒の気持ちが一番の理由だと思っています)。しかし、書かずに済ませる学習を続けていると、当然ながら漢字は書けなくなっていきます。


日本語の漢字には、同じ音の言葉に異なる意味を持たせる働きがあります。「せいかく」という読みだけでは、それが人の性質を指す「性格」なのか、間違いのない「正確」なのかを判別できません。意味そのものは誰でも理解できますが、実際に手を動かして書く経験を積んでいないと、とっさの場面で正しい漢字を選び取れなくなってしまうのです。

実際、同音異義語を判別させる漢字の問題はここ数年の入試で継続して出題されており、普段から漢字を書く習慣のある生徒とそうでない生徒とでは、正答率に明らかな差が見られました。どの教科を勉強するときも、まずは「書いて覚える」ことを基礎に据えてほしいと思います。



②振り返りの頻度


夏期講習で使った演習プリントや指導内容を書き込んだルーズリーフは、全員に同じファイルへまとめて綴じるよう指示しました。このファイルを何度も開き返していた生徒ほど、成績の伸び率が高いという結果になりました。

一度解いたプリントをもう一度解き直す、解説を何度も読み返す。そうやって「完璧に理解している単元」をどれだけ増やせるかが、テストで点数を取り切るための鍵になります。


これを裏付けるように、お盆休みの休校期間中も夏期講習のファイルを中心に学習していた生徒は、休み明けの理解度が明らかに上がっていました。反対に、渡したプリントや指導メモを整理せずそのままにしていた生徒は、夏期講習中に教えた内容をお盆休み明けにはほとんど忘れてしまっており、指導する側としても頭を抱える結果となりました。同じ時間・同じ内容を学んでいても、それを見返す頻度の差がそのまま定着度の差になって表れることを、改めて実感しました。



③等身大の学習


無理をしない、背伸びをしすぎない、できることから一つずつ積み上げていく。これが、今年の夏期講習を通じて最も差を実感したポイントです。


毎日の夏期講習と入試形式の演習に加えて、9月の定期テスト対策のプリントも1枚仕上げると約束していましたが、それらを全てこなすには最低でも4時間はかかります。その負荷の大きさから、提出を誤魔化したり、やらずに帰ってしまったりする生徒が出てきました。体験入学やクラブチームの練習などで、どうしてもそれをこなせない日があるのは当然のことです。

そうした中で、自分をごまかすのではなく「今日はできません」ときちんと伝えてくれた生徒の方が、結果として各教科の理解度が上がっていく傾向が見られました。理由ははっきりしていて、正直に申告してくれれば、その分をどこかで埋め合わせる調整ができますが、誤魔化されてしまうと、その単元は手つかずのまま積み残ってしまうからです。


受験勉強は長距離走です。自分の気持ちに無理をさせ続けると、どこかで必ず息切れしてしまいます。今年は例年以上に暑い日が続きましたが、季節や体調の変化を軽んじることはできません。体調を崩して1週間まるごと勉強できなくなるくらいなら、疲れの溜まった日には量を少し減らし、翌日以降に備える方がずっと合理的です。できることをコツコツ積み重ね、昨日の自分より半歩でも前に進む。それを繰り返すことができれば、それは必ず大きな成長につながります。


塾の中で間違えること、ミスをすることには何の問題もありません。ただ、それを誤魔化す癖がついてしまうと、いつの間にか自分自身にまで嘘をつくようになってしまいます。生徒が弱音を吐ける場でありたい、できるだけ対等な立場でいたいと思って塾では振る舞ってきたつもりですが、最近は「こうなってほしい」という私自身の期待が先に立ってしまい、対等な関係を十分に築けていなかったのかもしれません。もっと同じ目線に立って寄り添えるよう、私自身も精進していきたいと思います。




以上が、今年の夏期講習を通じて特に強く感じたことでした。他にも挙げ始めればきりがありませんが、まずは大変な中ここまで夏を駆け抜けてくれた中3生たちの頑張りを、素直に褒めたいと思います。


学習に取り組むための体力づくりはこれでできたはずです。ここから入試本番まで、無理のないペースで一緒に駆け抜けていきましょう。

GWの長期休暇中に、以前から作りたいと思っていた勉強時間管理サイトをテスト運用という形で作成しました。

(合言葉は公式LINEでお送りしています。生徒の皆さんは直接お声がけください)


機能はシンプルで、

  • リアルタイムで勉強時間を計測する

  • 手動入力で勉強時間を報告する

  • 1日の目標勉強時間を設定してノルマとして管理する

  • これまでの勉強時間を確認する

といった内容ですが、各生徒の勉強時間を塾側で把握できるようになっています。


参考にしたのは、語学学習アプリの「Duolingo」です。

毎日5分から英語を学べるアプリで、英語が苦手だった生徒に勧めたところ、それまでほとんど解けなかった並び替えや英作文の問題がみるみるうちにできるようになっていきました。

このアプリは「効果が薄い」と評されることもありますが、

  • 毎日続けさせること

  • できたときに褒めること

この2点に関しては、他の学習ツールより頭一つ抜けていると思います。つまり、「毎日継続させること」 に何よりも重きを置いたアプリです。


週に1回10時間勉強するより、週5回・2時間ずつ勉強する方が実力はつきます。

日をまたいで学習することで、前日の内容を思い出す必要が生まれます。この「思い出す」という行為自体が、テスト本番で必要な力であり、日程を分けて勉強することでその力を自然と鍛えることができます。

たった5分でも「毎日続ける」ことが最も実力につながります。

そう実感させてくれたDuolingoをお手本に、この勉強時間管理アプリを作りたいと考えていました。


私は新しいもの好きで、長期休暇になると新しいことを学びたくなります。

プログラミングの知識はほぼゼロでしたが、今はAIがコードを書いてくれる時代になったので、思い切って挑戦してみることにしました。

最初はもちろんうまくいかず、特に「誰がいつ何時間どんな勉強をしたかを送信し、データとして蓄積する」という部分の実装にはとても苦労しました。

それも何とか解決しましたが、実際に生徒に使ってもらうと、「ブラウザを閉じるとデータが消える」「スマートフォンがスリープ状態になると時間が止まる」といった問題が次々と出てきて、専門外の分野に挑む難しさをひしひしと感じました(現在はいずれも改善済みです)。


これまでであれば、問題の原因を自分で突き止め、調べて、試すという工程が必要でした。しかしAIを使えば、起きている問題を伝えるだけで原因を特定し、修正済みのコードまで出力してくれます。

組み込んだコードを貼り付ければ、数分以内に問題箇所を見つけて改善案を提示してくれます。

これは本当に驚くべき技術革新だと感動しています。

原因を自分で深掘りしていないので、知識として身についているわけではありません。

ですが、新しいことを始めたときにありがちな「挫折」をスキップして、作りたいものを完成させるという成功体験まで連れて行ってくれる。それだけで十分すごいことだと思っています。


書いているうちに、AI技術の素晴らしさを伝えたいのか、勉強法について伝えたいのか、自分でもわからなくなってきましたが、ぜひ一度学習管理サイトをお試しいただき、気になる点や改善のご意見があればお知らせいただけると幸いです。

Instagramの方で国語学習の重要性について投稿しましたが、数年前から国語学習の重要性に気づき、成績の伸びが鈍い場合に読解トレーニングを行うように指導しています。


というのも、成績の伸びが鈍い生徒の問題の解き方を見ていると、問題文をまともに読んでなかったり、解答にしっかり目に通さず丸つけもいい加減にやっていたり、酷い有り様であることがわかりました。

解説にぎっしり字が詰まっていると、読む気が失せる気持ちは分かりますが、最初から読もうとする気になっていない生徒がちらほらいて驚愕しました。

解説を読んで解けるようにしなければ、出来るようになりませんし、現状出来る問題をなぞっているだけ学習になっています。

それに加え、学校や塾でどれだけ解説されたとしても、読解力がないことから「何を言っているか分からない」状態に陥っている事も懸念されます。

読解力は日々の学習を自分の中に取り込むための吸収力であり、成績の改善にはまずここから着手するべきだと考えるようになりました。


では読解力の向上にはどのように取り組むべきでしょうか。

多くの方がはじめに「本を沢山読ませる」ことを思いつくと予想できますが、基本的には続かず改善できないと思っています。

本を読む事よりもスマホやYoutubeを見ていることの方がはるかに楽なので、ただ我慢をして読まなければならないのは苦痛です。

苦痛を毎日のように続けられるのであれば、読解力で悩んでいないと思います。

自分も出来るだけ紙の本を読む習慣をつけていますが、朝起きてスマホを置いて、散歩をした後やっと読めるようになります。

起きてすぐにスマホの画面を見てしまった朝は、本を開いても雑念が混じり、文章が真っ直ぐ読めません。

幼い頃からネットに触れている生徒達にとって、真っ直ぐ入ってこない文章を読み続けるのは苦痛でしかありません。

無理矢理読ませて本嫌いになるより、出来るだけ別のアプローチを取るべきだと考えます。


その上で2点提案します。



①小4の一番簡単な国語問題集を1日10分行う


読解力向上に向けて、その学年のテキストを手に取りがちです。

しかし、現状の読解力が足りてないからこそレベルを最大限まで落として行うべきです。


中学の国語の問題を大人にいきなり解かせてみると、記述問題だけでなく選択問題を間違えることもあります。

中学の国語は授業でその文章を何度も読んで、解説を聞いて、その上で問題として成り立っています。

初めてその文章を読んで全て答えられることを最初から望んでいません。


また、中学生以降の問題の文章は長いので読み切ることすら苦痛になり、横線部の周囲しか読むことが出来ないという事もあり得ます。(信じられないかもしれませんが、国語が苦手な子に限ってそのような事をします。)

中学生でも小4の問題集で間違える事が沢山あると思います。

間違えた問題が、文章から抜き出すものか、接続詞を答えるものか、意味段落分けするものかで対策するべきものが変わってきます。

難しい問題では複数の要素を組み合わせて出題されるため、間違えた原因が探りきれない事があります。

レベル感としては小4程度の問題集が一つ一つ読解の基礎から問題が作られているのでベストです。

1度読んだ文章も2周目に取り組む事で、該当の文章からどこが解答に関わるかがわかるようになります。

文の中でここは問題に関わりそうだな、という嗅覚を養う事もできます。

一つのテキストをボロボロになるまで繰り返し毎日行う事がベストです。



②家族の会話を増やす


家族との会話が一番の読解力のトレーニングとなります。

今日学校であった事、伝えたいこと、人が自分に伝えたい事、思考のインプットアウトプットが最も出来る方法となります。

家族だからこそ何かを伝えた後の反応で気持ちがわかり、「これは言わない方が良かったな」など答え合わせがしやすいです。

保護者の方々との面談で読解力の向上のために何度も家族の会話を意図的に増やすように伝えてきました。

その結果、読解力の改善が見られたり人前でアウトプットが出来るようになった等、学習面のみならず様々な改善を見ることが出来ました。

中1の終わり頃から反抗期を迎え、難しい場面も多くあると思います。

たまには喧嘩でお互いの伝えたい事を感情的にぶつけ合うのも一つのインプットアウトプットになり得ます。

お仕事などで忙しくて機会を作るのは難しいと思いますが、少し過剰になってもいいので、会話をする時間を設ける必要があると考えています。



以上がご自宅で出来る読解力向上の方法です。

授業ではまた更なる細かいアプローチについて指導いたします。

読解力トレーニングが必要な生徒の方はどの学年でも現状の授業に追加で承る事ができますので、ご相談ください。

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