
4/13 英語に関して①
- 4月13日
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高校受験で取り扱う英語の成績の向上について深く考える事が多々あります。
というのも、愛知県の公立高校一般入試(以後一般入試)と定期テストでは問われる英語の能力が異なっているからです。
教科書や様々なテキストは「まず新出の文法の仕組みを覚えさせて、ワードに触れ、それが整ってから数行のセンテンスを読ませる」という手順を踏ませる意図を感じます。
それに対して一般入試の英語は会話文や長文読解が中心で、それを柱に文法やワードについて問われる事が多いです。
中学校で学んだ英語の総決算に相応しい問題形式です。
定期テストでは教科書の意図を組み込んで、新出の文法を活用した問題を中心に問うべきだと自分は考えているのですが、近年の定期テストは一般入試の長文を引用したものやそれに類似した長文が出題されやすくなっています。
テスト期間のテキストの課題は文法中心となっているため、それを繰り返し学んだ生徒がテストで長文が読み解くことが出来ず、勉強時間に見合った点数を取る事が出来ません。
「早めに一般入試のような長文に触れる機会を与えたい」という事が学校の意図であるのでしょうが、個人的には時期尚早であり、早めに長文に触れさせたいのであれば授業で長文読解の方法を説明するべきであると考えています。
英検や英会話で日々教科書以外の英語に触れる機会が多い生徒は高い点数を取りやすくなっていますが、その他の生徒達にしてみれば、英語は「勉強を頑張っても取れない教科」という印象になっているのではないのでしょうか。
しかし、それに批判的になっていたとしても、定期テストで点数を取り切るという目的は達成できません。そのため、当塾の英語の授業では様々な施策を繰り返してきました。
その対策として、具体的で続いているのは、教科書のセンテンスの暗記テストです。
教科書本文が定期テストでそのまま引用されれば細かい文法を覚えきっていなくても、センテンスをそのまま覚えているから並び替えや適語補充が解くことが出来るため、効率がいいと考えて授業の始まりに行ってきました。
センテンスそのものを暗記することで教科書引用以外の長文が出題されても、暗記したものとの相違点を考えながら解く事ができます。
ただ、これが生徒本人達にも指導側にも結構なストレスを産んでいます。
何度もセンテンスを書き込んで暗記するという作業が苦手な生徒が増えている気がします。
きちんと覚えてきていない生徒に対して、何故1週間のうちに覚える時間を作ることが出来なかったのかと問うところから授業が始まってしまいます。
生徒自身がやってこないのが悪いのは前提です。しかし、授業冒頭から講師に問い詰められた生徒は、「叱られた」という事だけを受け取って、それに対して反発する気持ちか落ち込む気持ちでいっぱいになります。
以降、新しい文法やワードを教えても、ほとんど定着させてくれません。
生徒にとって、それ以外の事が頭に入らないほど叱られたという事はストレスになるのではないかと感じています。
その証拠にカンニングをしてしまう生徒が現れました。
全く意味のない事なのに、叱られることからの逃避の目的のみで行われます。
チラチラ机の下を覗いていたり、筆箱の中に小さなメモを入れていたり、気付かれたらより強く叱られるのにも関わらず、眼前のストレスから逃避するためだけに行われます。
授業の2時間のみ厳しく行ったとしても、普段の勉強につながらなければ、学力向上に結びつきません。
意欲を引き出すために、叱る機会を減らし、少しでも出来た事を褒めて認めてあげたいというのが私の信念です。
このセンテンスの暗記テストは叱る機会が仕組み上増えやすく、これを続ける事に疑問点を持っているので、暗記する文の数を減らしたり、簡単にしたり中身の改善を行ってきました。
それと同時に定期テストで点数を取るという目的から離れている、と頭を抱えてきました。
先日、書店である書籍を見つけました。
センテンスを写経のように書き出し、それを音読することを100日分行わせて、英語の能力を向上させるテキストです。
ここで自分がどのように学生時代に英語の成績を向上させてきたのか思い出しました。
高校3年生までほとんど勉強していなかった自分が、センターや2次試験の英語で高得点を取るようになったのは英語長文問題精巧というテキストを毎日1文ずつ全訳をしていたからでした。
これを成績を上げようと目論んで行っていたわけでなく、単純にテキストで引用されているものが面白く、ただ他の教科の勉強の逃避として行っていました。
毎日やっていたのが功を奏して、英語は高2まで苦手教科でしたが、最終的に大学も外国語学部に入るほど英語力の向上を達成することが出来ました。
それを思い出し、数日前からこの「100日後に英語がものになる1日10分 ネイティブ英語書き写し」に取り組んでいます。
この文章を取り組んでいる間、大学の中国語の講師が何度も伝えられた事も思い出します。
「毎日日本語を覚えるために、センテンスを散歩しながら反芻して覚えた」
言語を自分の中に取り込むためには、毎日のように自分の身体を使って取り組む事が必要だと思います。
私たちが日本語を習得したのは毎日のように自分の親が言葉を投げかけて、伝わるように身体を動かしてくれていたからです。
言葉を覚えていないから叱られる事はありませんでした。
新しい単語を一つでも発言できるようになる度に褒められていたと思います。
中学生の英語に関してもこのような仕組みで学ばせる必要がある気がします。
教科書外の文法が多いため、中学生に対してこのテキストをそのまま行わせるのは厳しいですが、暗記テストの代わりに何か近い事が出来ればと思います。
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